あなたの「原因探し」は時間のムダ
何かうまくいかないことがあったとき、こんなふうに考えたことありませんか。
「あー、オレはなにをやってもダメなんだ。」
「オレはどうせ不器用だから、うまく行かないんだよ。」
「人と話すのが苦手なんだから、告白なんてできるはずないって。」
こうやって、自分なりに原因をみつけて落ち込んでいることがよくある。
あなたもそうではないだろうか。
まぁ…こんなこと、やってもムダです。こんなことをしていたって、単なる自己満足に過ぎない。
自分で自分の傷を舐めている、そんな状態だ。
犬なら自分の傷を舐めてもいいだろうけど、あなたは人間でしょう?
何か物事がうまくいかないときには、得てしてなぜそうなったのかの原因を考える。
人間はめんどくさいもので、考えるなといわれても原因を考えたくなる。
どうしてこうなったんだろう…そうか、自分の言い方が悪かったのか。
どうして仕事がうまくいかなかったんだろう…他の仕事が忙しかったせいでうまくすすめられなかったんだ。
たいていこの程度の理由をつけて、勝手に自己嫌悪に陥っていたり、周りのせいにしてその場を過ごしている。
どうせなら、とことん原因探しをしてみたらいいじゃないか。
かのトヨタ自動車では、何かうまくいかないことが起きたときに「なぜ?」を5回繰り返すという。
仕事のミス
1つ目のなぜ?→他の仕事が忙しかったから
2つ目のなぜ?→最初から、優先順位をうまく付けられていなかったから
3つ目のなぜ?→もともと優先順位を意識して仕事をして来なかったから
4つ目のなぜ?→………
5つ目のなぜ?→………
こうやって、とことん原因を突き詰めて考えたら、単なる自己満足や傷舐めで終わらず、先に進めるのではないか。
だから、どうせ落ち込むならとことん落ち込んでみろ。
そしてとことん自分のダメなところ探しをやってみろ。
それでうまくいかないなら、また別の方法を考えればいいだけなんだから。
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