パチンコにハマる心理メカニズム
こんにちは。サワヒロです。
わたしはパチンコ・パチスロのたぐいは今はやりません。
過去に10回に満たないくらいかな?それくらいの回数しか行ったことがありません。
でも、ハマる人はハマりますよねー。
わたしの知っている人でも、ヒマつぶしといえばパチンコという人がいます。
あなたの周りでもいませんか?あるいは、あなた自身もパチンコ、やりません?
パチンコをやる人に収支を聞くと、たいがい「負けてるよ」と言います。
理性的に考えれば、やっても負ける(つまりお金を損する)のなら、なぜやめられないのでしょう?
今日はその心理的メカニズムについてみて行きたいと思います。
■パチンコの前に、ハトの「学習」の話。
突然ですが、ハトの実験の話です。
ハトを箱に入れて、レバーを押せばエサが出るようにする、そんな仕組みを作りました。こうした実験で「スキナー箱」と呼ばれる有名な実験があります。
最初はやみくもにあちこち突っついてみたり歩いてみたりしていたハトに対し、「エサ」というハトが好むものをレバーを押す行動の後に提示することで、「レバーを押す」という行動を増やすことができる。
これを「強化」と言い、このときに用いたエサを「強化子」といいます。「強化子」は、ここでは「ごほうび」といいかえてもいいでしょう。
さて、この「レバーを押す」という行動に対して毎回「強化子(=ごほうび)」が得られるようなときには「連続強化」といいます。
それに対し、たまにしか「強化子(=ごほうび)」が得られないようなときは「部分強化」といいます。
■「連続強化」vs「部分強化」
では問題です。
この「連続強化」と「部分強化」。どちらが、それに関わる行動を増やすことができるでしょうか。
シンキングターイム。
…
…
…
正解は「部分強化」です。
実はたまにしか「強化子」が得られない方が、その行動をする動機付けがよりいっそう高まるのです。
さて、この「部分強化」もさらにいくつかにわけられます。
今回はそのうちの「定率強化」と「不定率強化」という2つをピックアップします。これがパチンコがやめられない理由に、おおきく影響しているのです。
■先がわからないからこそ…
簡単にいえば、まず「定率強化」は決まった反応数に対して強化子が得られる、つまりは努力に応じて、ごほうびが得られるようなパターンです。
このパターンでは、最初は頑張ってその行動を続けるのですが、次第に飽きてしまい、長続きしません。
だって、考えてみてください?決まった回数(や頻度など)でごほうびがもらえるってわかれば、欲しい時だけ頑張ればいいと思いますよね。
これに対して「不定率強化」はインパクトがあります。
「不定率強化」では決まった回数でごほうびがもらえるわけではなく、ランダムにごほうびがもらえます。
3回でもらえるときもあれば、7回でもらえるときがあるのです。
これ、パチンコも一緒ですよね?
当たるときには数回、あるいは数千円で当たる。でも当たらないときには1万円、2万円出しても当たらない。
「くっそー、次は当たる、きっと当たる、あと1000円、あと2000円で…あたってくれー!!」
こんな状態です。
いつ当たるかわからないからこそ、あたったときのうれしさが大きい。
これが「不定率強化」の持つインパクトであり、パチンコにはまってしまう心理的メカニズムです。
■わたしがハマった「不定率強化」
さて…わたしは先にも書いたとおり、パチンコはしません。ですがこの「不定率強化」にハマったことがありました。
それは、気になる女性からのメールでした。
早くメールがこないかなーと心待ちにしていると、ついつい何度もメールチェックをしていました。
ときどき、こちらがメールをしてすぐに返事が来ることもあったり、はたまたこちらがメールしてから翌日にならないと返事が来なかったり。
この、返事がすぐ来る時もあれば来ない時もある、まさに「不定率強化」状態でした。
この理屈がわかっていても、その「罠」からなかなか抜け出せない…これが心理メカニズムの怖さですね。。。
とはいっても、「不定率強化」という心理的メカニズムを知っていれば、知らない人よりは踏みとどまることができるはずです。
私のようにメールチェックくらいならほんの数分のことなので対して害はないですが、パチンコは生活が破綻してしまう恐れがあります。
ですので、せめてこの「不定率強化」という理屈は知ったうえで、適度なハンイで楽しんでもらえたらいいのかなーと思います。
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はじめまして うさぎわおーん と申します!
この記事勉強になりました!
ほかの掲示板でこの記事を紹介したいのですがよろしいでしょうか?
ギャンブルを辞める人が集まる
タカビーさん の断パチ掲示板
私のブログでも紹介してもよろしいでしょうか?