ストレスがなくならないワケ
いま、強いストレスを抱えている方。
「無責任な上司に腹が立つ。
自分で大したことをやらないくせに、人の揚げ足ばっかり取ってきて…」
「職場の同僚のことなんだけど、私がお願いしたことを、全然やってくれない。
自分なりに仕事を選んでいるみたいで、 やりたいことはすぐにやってるみたい…」
仕事の現場にかぎらず、ストレスを感じてしまうことは日常生活、どうしても避けられませんね。
こうした日々のストレス場面に対して、多くの人が、ある「間違い」に陥っていることをあなたはご存知ですか?
私が日々、悩みの相談を聞いている印象では、実に93%ほどの人が、この「間違い」にハマってしまっているのです。
しかも、この「間違い」にハマっているからこそ、あなたのストレスはアルプスの万年雪のようにいつまでもあなたの上からなくならず、つもり続けているのです。
ではその「間違い」とはなんだと思いますか?
その「間違い」とは、
『自分が変えられないことについて悩む』ことです。
わかりますか?
・嫌味ばかり言ってくる、ムカつく上司がいる
・自分一人が仕事を押し付けられる、職場の組織に不満がある
・自分勝手に仕事を選ぶあの人がいるせいで、自分はスムーズに仕事ができない
こうした不満は、みんな「自分が変えられないこと」です。
それに対して悩んでいる限りは、いつまでもストレスはなくなりません。
「んなこといったって、じゃあこのストレスはどうすればいいんだよ」
そう思われたかもしれません。
では反対に私からあなたに質問があります。
今までこうして「自分が変えられないこと」にこだわって、不満を抱き続け、ストレスを貯め続けてきた結果、何かいいことはありましたか?
事態は何か、好転しましたか?
しませんよね。
事態が何も変わらないからこそ、あなたは今でもストレスに苦しんでいるんですよね。
「変えられないものに悩んでいるのが意味がないなら、結局は気持ちを切り替えたりして自分が変わるしかないのか…」
そう思いますよね。
ここに、実はもう一つ大きな「間違い」があります。
それは『考え方が極端』なんです。
白がダメ、なら黒しかない
つまり、
まわりの愚痴を言うのは無意味。自分が変えられないものだから。
なら、自分が変わるしかない。
極端ですね。
正直なところ、こうした『自分が環境に合わせなくてはいけない』、『自分だけが変わらなければいけない』という考え方は私もあまり好きではありません。
「自分が変わる」というと、自分が犠牲になって、自分を押し殺していくと誤解されてしまうからです。
そうではないのです。
自分が変わる部分、変えられる部分はまだ残ってるはずです。
「相手のいいところを見つける」
「状況を見なおして、建設的な視点で考えてみる」
「自分の考えや思いを大切にして、主張の仕方を変える」
まずは、自分ができること、変えられることをとことんやってください。
「いっそ今の職場に見切りをつけるために、スキルアップの勉強をする」
こういった選択肢だって長い目で見ればありえます。
自分を押し殺すのではなく、自分を大切にするためにあなたができること。
たくさんあるはずです。
変えられないものに執着し、不満を持ち続けてどんどん疲弊していく人生。
あるいは、「自分の人生」を長い目で見て有意義な選択肢を選ぶ人生。
結局のところ、どういう生き方を選ぶかはあなた自身でしかありませんから。
ただ、私が常に言い続けていること。
それは、今までと同じ事を続けていたら、同じ結果が待っているということ。
あとは、あなたの人生のハンドルをあなた自身の手で握り、進みたい道を選んでください。
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