考え方のクセを変える具体的テクニック

こんばんは。サワヒロです。

前回の記事(あなたの失敗の原因は?)で、「原因帰属」を変えることでやる気にも影響を及ぼすとお伝えしました。

簡単に振り返りますと、何か失敗したときの考え方を変えるということだったのですが、まとめると以下のようになります。



よくないパターン

自分の能力や出来事・課題の難易度といったすぐに変わらないものに失敗の原因を向ける

これはやる気の出にくいパターンです。


良いパターン

自分の努力のように、変わりやすいもの・自分で変えられるものに原因を向ける

これは自分でコントロールできるので、やる気を出しやすいパターンです。


これを踏まえると具体的には、例えば何か失敗したときには「いやー、まいった。ちょっと気がゆるんじゃったな。また今度はがんばろう。」などと考えるようにすると良いわけです。

こうした「考え方のクセ」というのは誰でもあるのですが、それがよくあらわれるのが「ひとりごと」です。


「ん?オレはひとりごとなんてしないって。そんな寂しいことしないよ(笑)」

いや、ちょっと待って下さい。実はだれでもひとりごとはしています。

きっと、この文章をよんでいる、いまこの瞬間にも、あなたはひとりごとをしているはずです。

…頭のなかで。

「んー、よくわかんないなぁ…」


そうです。
頭のなかで思った「よくわかんないなぁ」というつぶやきこそが、あなたが頭のなかでしている「ひとりごと」です。

この「ひとりごと」のクセを知るために、昨日の記事でご紹介した心理テストが、実は役立ちます。

なかなか普段は、自分の考え方のクセって気づかないですからね。

ああいった心理テストなどを通して、まずは自分の考え方のクセを知ることって大切なんですよ。


では、「ひとりごと」をどのように変えるといいか、いくつかご紹介します。

あくまで一例ですので、参考までにしてくださいね。


「失敗しちゃった…やっぱりオレはダメなんだ…」

→でも失敗しない人なんていないよね。うん。

→今回は失敗だったけど、また今度頑張ってみよう。





「あー、またまわりから変に思われてるかな…」

→まぁ、みんなに好かれることはないし。仕方ない。

→変に思われても、自分が全部変だということじゃないし。




「あの時うまくいかなったのが忘れられない…くよくよ。」

→いくらクヨクヨしても、過去は変えられないし。今できることをやるか。

→変えられないものは考えてもしょうがないよな。




「あー、不安でしょうがない。この先どうなるのか…。」

→でも、今できることをやるしかないね。

→先のことはどうなるかわからないんだから、考えても仕方ないかな。



以上、いくつかの例を挙げてみました。参考にしてくださいね。

!!ご注意!!

口ぐせを知り、それを変えるということが自分の考え方を変える、原因帰属を変えることに役立つとお伝えして来ました。

でも、すぐに変わるものではないので、繰り返しの心がけが必要です。

これを間違えないでくださいね。


うっかり、この「口ぐせを変える」ということにまで、なかなかうまくできないときに、そのできないことを責めてしまわないでくださいね。

それこそ、本末転倒で意味がなくなってしまいます。


どうしてもそのように、よくないひとりごとになってしまったなら、それもまた、別のひとりごとに変えてみましょー。

変化はいつも小さなものから始まるものです。焦らずに、日々の積み重ねですね。

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