自分の話を相手に聞いてもらうには?
こんにちは。サワヒロです。
先日、知人と話をしていて、こんな相談がありました。
「夫に、自分の話を聞いてもらうためにはどうしたら良いか」
あなたならどうしますか?
相談の内容は夫婦の場面でしたが、これは結婚してなくても、付き合っているカップルでもありえますし、仕事の中で同僚との付き合いでも起こりうる問題かと思います。
そんなときに、どのような対処法があるのでしょうか。
わたしは、次のような対処法も効果的かなと思います。
■まずは相手の話を聞こう
「あれ、相手の話じゃなくって、こっちの話を聞いてもらいたいってことじゃ…」
そうですね。
でも、自分の話を聞いてもらうためには、まずは相手の話をきいてみる。これがひとつの解決法だとわたしは思います。
それはなぜか。3つほど理由をあげますね。
■理由その1 承認欲求
ほとんどの人は、自分を大切にしてもらいたい、自分のことをわかってもらいたいという欲求があります。これを「承認欲求」と呼びます。
あなたもありますよね?だからこそ、自分の話も聞いてもらいたいんだと思います。
あなたが「自分のことをわかってもらいたい」と思うのと同時に、相手も「自分のことをわかってもらいたい」と思っている。
そう推測するならば、まずはその相手の欲求を満たしてあげることが効果的だと思います。
あなたも経験があると思いますが、自分のことをわかってくれる人には信頼感や安心感を感じます。
ですので、夫婦でも友だちでも職場でも、相手が自分に信頼感をもってくれていれば、こちらの話もしやすくなりますよね。
■理由その2 返報性の原理
人は、何かしらの借りができると、それに対してお返しをしなくてはいけないという思いをもつ傾向があります。
これを「返報性の原理」といいます。
ですので、まずはこちらが相手に「恩を売る」ために話を聞いてみてはどうでしょうか。
ただしこれは、「あなたの話を聞いたんだから、今度はわたしの話を聞いてよ!」と恩着せがましくなっては効果が落ちますね。
「こっちの話を聞いてくれたのは、けっきょくは自分の話をしたかったからで、それに利用されたみたい…」こんなふうに思われてしまっては、その後の関係に傷がつきますので。。。
あくまでもさり気なく、恩着せがましくなりすぎないように、ですね。
■理由その3 アサーティブ
コミュニケーションをおおきく分けると、
・どちらかが我慢しがちなコミュニケーション
・どちらかの自己主張が強すぎなコミュニケーション
・いろいろ話しながら、相互に納得して進めていくコミュニケーション
この3つにわけられます。
コミュニケーションは相互のやり取りなので、どちらかが我慢してばかりであったり、自己主張ばっかりであるようなコミュニケーションは、あんまり健康的ではないですよね。
なので、理想としては一番下の「お互いに納得してすすめていく」スタイルのコミュニケーションだと思います。これをアサーティブなコミュニケーションと言います。
相互に納得してすすめていくためには、こちらが主張するだけではなく相手の気持ちも尊重しなくてはいけません。
ですので、まずはこちらが相手の話を聞いてみることから始めてみることをオススメします。
■まとめ
いかがでしょうか。
「自分の話を聞いてもらいたければ、まず相手の話をきいてみる」
逆説的かと思いますが、それぞれ人の心理メカニズムを考えた理由もありますので、こうしたやり方も参考にしていただけると幸いです。
■追伸…
こうして書いておきながら、自分自身、最近は奥さんの話をちゃんと聞いてあげてなかったなーと反省しました…。
今日はちゃんと、奥さんの話に耳を傾ける時間を作ろうかな。
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タグ:アサーティブネス, コミュニケーション・人間関係, 承認欲求, 返報性の原理
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