自分の考え方のクセを知る!
こんばんは。サワヒロです。
最近、新聞やテレビなどで「うつ病」という名前をよく見聞きします。
この「うつ病」になりやすいと言われている性格や考え方のくせがあることは知ってますか?
■うつになりやすい考え方のクセ
ではさっそく、うつになりやすいといわれている考え方のクセをお伝えしますね。
いくつかありますが、
- 「すべき思考」
- 「自責傾向」
- 「考えすぎ」
いっこいっこ、説明しますね。
■頭がかたい、スベッキーちゃん
ここでは「すべき思考」を「スベッキーちゃん」と名づけました。
スベッキーちゃんがあなたの頭に住みついてしまうと、なんでも物事を「すべきすべき」と考えてしまいます。
食事は、バランスよく食べるべき。(たとえほかに食べたいものがあっても)
健康のため、運動をすべき。(たとえ忙しくても)
仕事は責任をもって、片付けるべき。(たとえ体調が悪くても)
こんなふうに、スベッキーちゃんはなんでも「べきべき」と考えちゃいます。
スベッキーちゃんはときどき、完璧主義のカンペッキーちゃんになることもあります。
一度決めたことは融通がきかず、ほかに事情があってもきちんとやろうとしてしまう、つまりは自分自身にムリをさせてしまう考え方のクセです。
あなたの中のスベッキーちゃんは、どれくらい大きいでしょう?
■自分を責める、ジブンガー
今度は、なんでも自分が悪いと自分を責めてしまう自責傾向を「ジブンガー」と名づけました。
ジブンガーくんも、なかなか手ごわい性格です。
なにかうまくいかないことがあると「自分が悪いんだ」、思い通りにいかないと「自分のせいだ」と、なんでも自分が悪いと自分を責めすぎてしまうのです。
また、このジブンガーはときどき、ジブンハーになることがあります。
ジブンハーは、なにか失敗などがあったときに「自分は悪くない!全部アイツのせいだ!」などと、なんでもまわりに責任転嫁をしてしまいます。
「ジブンガー」も「ジブンハー」も、どちらも極端な考え方ですよね。
■考え過ぎちゃう「えすぎっち」
最後の、なんでも考え過ぎちゃう考え方のクセを「えすぎっち」としましょう。
えすぎっちはいくつかの種類があります。
あるときのえすぎっちは、例えば1~2回の失敗などを次のように考えたりします。
「きっとこれからもうまくいかない」
「もう何回やってもダメなんだ」
など。
あるいは、ほかのひとのささいな仕草から、次のように考えることもあります。
「あの人は、きっと自分のことをバカにしてるに違いない」
などです。
■自分の考え方のクセを、やっつける?
さてさて。
こうした、困った考え方のクセたちは、実際は誰の心にも、います。その力が強いのか弱いのかの違いなのです。
あなたも少なからず、こういう困った考え方のクセ、ありますよね?
この考え方のクセ、スベッキーちゃんたちが強いと、しんどくなってしまうというわけです。
では、こうした考え方のクセが自分にもあると思ったら、どうしたらいいのでしょうか。
「あくりょうたいさーん!!」とばかりに、スベッキーちゃんたちをやっつけてしまえばいいのでしょうか。
実際には、こうした困った考え方のクセはやっつけられません。
そこで大切なことが、そうした考え方のクセが出てきたことに気づく、ということです。
スベッキーちゃんが出てきてもいいですし、えすぎっちが悪さしててもいいのです。
ただ、「あー、いま、頭のなかでスベッキーが元気になっちゃった。スベッキー、ちょっと待って!」などと、出てきたときに抑えてあげればいいのです。
■まとめ
考え方のクセってやつは、実際問題、誰にでもあります。
あなたも自分の中のスベッキーちゃん、ジブンガーくん、えすぎっちに気づいて、適度にセーブしながらうまくつきあってくださいね。
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