モノマネすることは成長のもと


こんにちは。サワヒロです。

Yahooニュースで、こんな記事を見ました。

武田鉄矢 ものまねに「悪意丸出しじゃなければ大目に見る」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130328-00000010-pseven-ent

ものまね…ものまねされる方としては、
確かにあまりいい気分ではないということもあるでしょうね。

でもこの「ものまね」が、ビジネスなどの場面では実は成長するためには大事な方法なんです。

その理由を今からご説明します。



先ほどのニュース記事をまとめると、次のような内容でした。

・市原隼人が、自身のブログにて、ものまねされて嫌悪感を感じたという記事を書き、話題になった。
・それに関連して、よくマネをされる側である武田鉄矢にインタビューをしたところ、悪意丸出しじゃなければ大目に見ているという答えが帰ってきた。

「まぁ…芸人さんたちは仕方ないでしょ。笑いを取るのが仕事だから。」


お笑い芸人さんたちのモノマネは、ナンギですね。

あくまでも「テレビ番組」などの「エンターテイメント」としてのモノマネなので、面白くしないと意味がない。

面白くするためには、いつもどおりふつーにしていても、ダメなわけです。

とすると、やはりデフォルメをしたりアレンジをしたりして、誇張するわけですね。

そうすると、ものまねされた方は不快になることもありそうですよねぇ。


「それはわかったけど、モノマネが成長のもとって、どゆこと?」

そうでした。では今から説明してみます。


最初に質問ですが、あなたは「学ぶ」という言葉は知ってますか?

「当たり前でしょ。バカにしてんの?」

いやいや、失礼しました。ではこの「学ぶ」の語源は知ってますか?

「語源?えーっと…なんだっけ?」

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」、つまり「まねる」と一緒なんです。

まねる…モノマネですね。モノマネすることが、学ぶことになるんです。


「んー、よくわかんない」

心理学者のA.バンデューラの提唱した「社会的学習理論」というものがあるのですが、それによると

「学習が他の個体の行動を観察することによっても成り立つことを実証」

ウィキペディアより)

と言われています。


もうちょっとわかりやすくすると、いろいろな対人関係の場面の中で、他の人の行動をまねしたり観察したりすることで、自分の行動に関して新しい行動を覚えることができたり、あるいはうまくできてなかった行動を修正したりすることができる、そんな理論です。


「えーっと…ってことは、それがどう役立つの?」

それはですね、何かあなたがいま、うまくいかないことや苦手としていることがあるとします。

そういうことに関して、あなたのまわりでうまくやってる人、探してみると一人くらいいますよね。

そういう人がやっているやり方、立ち居振る舞い、そういうことを真似してみると、解決につながるかもしれない。そういうことです。


「自分はなんでうまくできないんだろう」とか、原因ばかりに目を向けるのではなく、「うまくやってる人はどうやってるんだろう」と考えていましょう。

そうすることで、現状から一歩先に進むためのヒントが得られるかもしれません。


かく言うわたしも、尊敬するお世話になった方がいるのですが、その方が長財布を使っていたと聞いて、自分のお財布も長財布に替えたことがあります。

行動とはちょっと違うかもですが、見本となる人、モデルとなる人のことを少しでもまねすることで、いままで自分ではやってこなかったことや出来てなかったことなどができるようになったりします。


あなたもぜひ、いいなーと思った人がいたら、どんどんまねしてみてください。

ただし、デフォルメしすぎて相手に不快な思いをさせないようにしてくださいね。あくまでも自分のために、真似てみてくださいね。


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