恋愛心理において見た目の良さより大切なものとは

見た目の良さが恋愛の心理において大切な役割をはたすことは、あなたもご存知ですよね。
恋愛心理のテクニックとして、ファッションとハロー効果に関する記事も、以前書きました。


それを踏まえて今回は、「恋愛心理」において「見た目」がそれほど重要ではないという話をします。


「…なんか、言ってることが矛盾してない？」

と思われるかもしれませんが、説明を読んでいただけば、その意味を理解していただけると思います。

さて、まず最初に、彼女がいない男性の立場でお考えください。

あなたはいま、付き合っている人がいません。
「彼女がほしいなぁ…一人だと寂しいなぁ…」と日々思っていたところ、友人のAから合コンの誘いがありました。


「社会に出てからだとなかなか出会いのきっかけもないし、このチャンスを逃すわけにはいかない！」

あなたは二つ返事で参加の返事をしました。

さぁ、合コン当日です。あなたは時間に間に合うように会場につきました。

そこではすでに、友人Aがセッティングした3人の女性がすでに待ってました。
その3人をみた、あなたの外見的な第一印象は以下のとおりです。

1. 一人目　いかにも「美人！」という人。
   　　　　街ですれ違ったら、ついつい振り返って目で追っちゃうくらいの人。


2. 二人目　わりとどこにでもいそうな感じの人。
   　　　　どこかで会っても、あまり記憶に残らなそうな人。


3. 三人目　やっぱり、どこにでもいそうな感じの人。
   　　　　誰かに似てるような、でも誰にも似てないような、特徴があまりない人。

（ちょっと表現が失礼かもしれませんが、わかりやすくするためのものなので、ご容赦ください）


さぁ、あなたはこの3人のうち、どの女性に魅力を感じますか？
どの女性の隣に座って、色々話したいと思いますか？

ではここでシンキングターイム…
…
…
…決まりました？


私はあなたと同じ男として、あなたの心が読めます。

おそらく、一人目の人を選びましたよね？

鼻の下が伸びるのを隠しながら、隣に座ろうとしますよね？

男として、その気持は良くわかります。


「ちょっと待て。この話だと、やっぱり恋愛において外見は重要じゃないか。」

という声が聞こえそうですが、ちょっと待って下さい。


前置きが長くなってしまいましたが、確かにこの場面では、「外見」が重要なファクターとなります。

実はそれは、先に書いたように「あなたはいま、付き合っている人がいません。」という状態だからなのです。


いま彼女がおらず、付き合う相手を探している・選ぼうとしているという段階においては、外見というのは大きな影響を及ぼします。

さてここからが本論です。

では実際に、付き合い始めるとどうでしょう。
じつは実際に交際が長続きしているカップルにおいては、外見の良さというのはさほど重要ではないのです。

恋愛関係を維持していくために、見た目よりも大切なものはなんだかわかりますか？

それは「相性」です。


これは「釣り合い仮説」と呼ばれます。

交際しているカップルにおいては、お互いの身体的な魅力のレベルは同じものとなりやすい傾向があることが、社会心理学における調査研究で明らかになっているのです。


いいでしょうか。

恋愛心理におけるテクニックとして、第一印象の段階では外見が大切なことも確かにあります。

これは否定出来ない面があります。


ですが、その恋愛を長続きさせるためには「相性」が大切です。

つまり、もし仮に外見の面で自信がなかったら、いかに相手との相性がいいものとなるかを考えることも、大切なことと言えますね。

相手との「相性」を考えるためには、一人よがりでは意味がないのです。自分の都合だけではなんにもならないのです。

「一人では寂しい。だから彼女がほしい。」

こういう発想は「お腹がすいた。だから食べ物がほしい。」と思うのと一緒です。

単純に、自分の欲求・欲望を満たしたい。
だから彼女がほしい。


恋愛対象となる異性も、当然のことながら人間です。

ならば、自己満足のために付きあおうとしている人間よりも、自分のことを大切にしてくれる人のほうが一緒にいて安心感を持てますよね。

これを誤解し、単純に自分の欲求の充足、自己満足のために動いている人が多いのです。

あなたも、自己満足のためだけに考えていませんでしたか？
きちんと想像力を働かせて、あなた自身を客観的に見なおしてみる努力。

この、ほんのちょっとの努力を惜しんで「どうせオレは見た目が良くないから…」なんて考えてる人は、「めんどくさい人」で終わりです。

さぁ。
あなたはどうしますか。

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