「絡まった縄」と日頃のストレス

「絡まった縄」と日頃のストレス


こんばんは。サワヒロです。

今日、何気なく見ていた本で見つけた言葉で「いいなー」と思ったものがありましたので、紹介しますね。


■乱縄(らんじょう)を治むるは、急ぐべからず


こちらは班固(はんこ)という、古代中国の歴史家の言葉と書かれていました。意味わかります?

「乱縄」ってのは、からまっている縄、それを「治むる」、つまりはほどくには、急いではいけない、という意味だそうです。

これを意訳すると…「こんがらがった状況、物事が複雑になっている状況を打開するためには、急いだり慌てたりしてはいけない」ということでしょうか。

んー。日常生活でも頻繁に直面しそうなシチュエーション。


■人間関係のこじれ


特に人間関係においては、例えばささいな「言った言わない」のトラブルとか、「そんなつもりで言ったんじゃないのに」といったコミュニケーションのズレによって、人間関係がこじれてしまうことが多々あります。

もう、あなたも日常的に経験しますよね。


私の知人も職場で、係長には相談していて了承を得て進めていたことが課長にはうまく伝わってなくて、そのために先方がご立腹してしまった…なんてことがありました。

ホントに、人間関係のこじれは簡単に起きますし、誰でも経験することですよね。


■こじれた縄は、じっくりとほぐそう


こうしたこじれた状況を打開するためには、先の故事成語?にならい、じっくりとほどいていく必要がありそうです。

人間関係を慌ててどうにかしようとすると、かえってドツボにはまることも、よくありますからねぇ…。


ときにはじっくりと考えてみる。

そしてゆっくり、丁寧に物事を処理していく。

日頃の人間関係のストレスを改善するためにも、この「急ぐべからず」の気持ちをもつことは大切ですね。


■余談


しかし今回紹介した故事成語?、ググっても出てこないんですよね。。。よほどメジャーではないらしい(汗)

似たものとして「乱民を治むるは、乱縄を治むるがごとし。急にはすべからざるなり。」というものがあったから、本当はこっちなのかな?

文面を見る限りでは、意味はどちらも同じそうですね。


ときにはゆっくりじっくり、大切なことだからこそ時間をかけて取り組んでいきましょう

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