叱られなくても人は育つ
Yahooのニュースを見ていたら、こんな記事がありました。
「本田翼、初主演ドラマで得た女優としての心構え」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000008-eiga-movi
Yahooのトップページにあった文章だと『「女優」本田翼 叱られて成長』って文章だったんだけど…実際にはちょっと違う内容でした。
看板に偽りあり??
それはさておき、本田翼さん、カワイイですよね~。
TYOのCMで踊ってるのを見て、「可愛い♪」って思ってググったら、本田翼さんでした。
もともとモデル出身の女優さん?なのかな。
…で、そんなことを言いたいのではなく、ニュース記事を読んでてちょっと思ったことがありました。
ニュース記事からちょっと引用しますね。
現場では時に厳しく叱られることもあったという。「山下監督に『全然、相手の話聞いてないじゃん。相手の芝居を見てちゃんと話を聞け!』って言われて、すごく心に響きました。」
「厳しく指摘してもらえて本当によかったなって思います」
「叱る」と「怒る」の違いって?
ちょっと話はそれますが、「叱る」と「怒る」の違いは知ってます?知らない?
子育てしている人だと、この違いは何かで見聞きすることありますよね。
とってもわかりやすい一文で説明すると「自分のために怒る。相手のために叱る。」と言えます。
(参考リンク)
「怒る」のは、相手が自分の期待通りに動かなかったりするときに「怒り」の感情をぶつける。
「叱る」のは、相手のことを思って、厳しい口調で厳しいことを伝える。
そんな感じでしょうか。
人を育てるのに「叱る」ということは必要なのか。
これってたまに思うのですが、もちろんダメなことはダメと叱ることも必要ですが、その根本に「相手のことを思って」という前提があるなら、別に叱る必要さえないこともあるんじゃないかな、と。
この「相手のことを思って」という前提がないから、なかなかうまくいかないんですよねー。
さらにいえば「相手のことを思って」と言いながら、自分の思いを押しつけることも多々あるから、ますますタチが悪い。
そう思いません?
「オレがこんなに心配してやってるのに、なんでお前はわからないんだ!」
…いやいやいや、「こんなに心配してやってる」って、それはあなたの主観・思い込み・押し付けでしょう。
言われた方はたまらんわけですよ。「そんなこと言われたって、オレはこうしたいんだ!」って。
人を育てる、ひとつの理想形
人を育てることに関連して、『やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』という言葉もありますよね。
第二次大戦時の連合艦隊司令長官、山本五十六氏の言葉です。
人を動かすためには、見本を見せたり実際にやらせたりして、最後には「褒める」ことが大切だと。この中には「叱る」ということは入ってないわけです。
わたしなりに解釈しますと、人を育てるために最も大切なことは
- ・相手のことを思うこと
- ・ほめること
であり、その次が
なんでしょうね。
ついでに言いますと、「人を育てる」ってことは「新しい行動を身につけさせる」ってことです。
つまりは「学習理論」にもとづいて考えることができるわけです。
その中でも、罰を用いた行動のコントロールには限界があると言われており、それよりはむしろ、「ほめる」といった相手にとってプラスの変化を用いたほうが、ずっと良いわけです。
これがわかっていても、どうしても子どもを怒ってばかりのサワヒロでした。
いうは易く、行うは難し…。
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